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社会に理解されづらい適応障害|クリニックでの治療で改善できる

認知行動療法の効果

男性

薬剤の処方と同時に、クリニックでは認知行動療法などの治療改善カリキュラムを行ないます。認知行動療法とは、自分自身の自動思考を認識し、毎日の生活で徐々に自動思考による行動から脱却する治療法です。誰しも生活を送る場合、毎日一定のリズムで行動を行ないます。体が覚えた習慣は特に何も考えずにこなすことができますが、体だけではなく精神もまた、この毎日の習慣における反応を行なうのです。これを専門用語で自動思考と呼び、ある一定の状況下で気分が高揚することや、逆に不安感や恐怖心なども喚起されることを指していわれます。適応障害はこの自動思考によって症状が現れるともいわれます。会社や学校に行くたびに強いストレスを感じている人となると、その場所へ近づくたびに自動思考によって、ストレスを感じた時のように強い不安感やめまい、腹痛などの症状が現れるようになるのです。認知行動療法では、適応障害によって植え付けられた自動思考の脱却を行ないます。カウンセリングによって、自動思考による症状をしっかりと認識させた上で、日常の生活で徐々に自動思考に陥らないための行動を起こさせることにより、治療ができます。医師の指示に従いながら、適応障害によって最も強くストレスが与えられる問題へ対処し、毎日そのことを記録することで、治療を行なうことができるのです。繰り返し行なうことで、今まで避けてきたことを前向きに捉えられるようになるので、徐々にストレスを感じることも少なくなります。そして、記録によって課題を達成することが実感できるので、自分に自信がもてるようになり自己嫌悪感も払拭することができるのです。適応障害では自動思考のほか、ネガティブな経験に基づく強迫症を併発している場合があります。自分でこの認知行動療法を行なう場合、もしも強迫症が併発していると、逆にストレスによって症状が悪化してしまう場合があります。きちんと医師からの診察を受け、治療改善カリキュラムに従うことで、問題なく症状を改善させることができるのです。

適応障害は、生活習慣の改善も治療にとって重要なことです。精神と肉体の状態は常に密接な関係にあります。体の状態が悪くなれば、脳に必要な栄養が届きにくくなり、ホルモンの分泌も滞るため、精神的にも不安定になります。逆に精神へ強いストレスが掛けられるようになれば、めまいや腹痛、動悸など肉体にも大きな変化が現れます。認知行動療法によって精神面を改善すると同時に、生活習慣の改善を行なうことで精神の状態をさらに補強することができるでしょう。適応障害の症状は、うつ病と同じくドーパミンなどの神経伝達物質が低下することでも引き起こされます。神経伝達物質が多く作られるように、栄養価の高い食事と運動を行ないましょう。また、ホルモンバランスを整えるメラトニン分泌のために、十分な睡眠をとることも重要となります。医師からの治療と自分自身での生活改善を行なうことで、適応障害の症状はきちんと改善させられるのです。